2009年12月07日

孫の日とおもちゃ屋さん

孫の日は百貨店協会が提唱して始まったものなのですが、おもちゃ業界としても売り上げ増が見込めるためにいろいろなキャンペーンをやっているようです。
おもちゃとおじいちゃん、おばあちゃんは直接関係ありませんが、こどもの喜びそうなおもちゃを買ってやることで両者が満足するのではないでしょうか。
こどもの親としてはおじいちゃんのお金ですから、文句を言う筋合いはないということです。
おもちゃ業界としては若い世代の父親、母親よりもおじいちゃん、おばあちゃんの方にターゲットを広げているということでしょうか。
高齢化社会となってきましたから、ビジネスとして考えた時にはそれは正しい選択と言えるでしょう。
マーケットの規模が違うのかもしれません。
孫におもちゃを買ってやるということは何かのイベントなどの時が多いでしょう。
孫の日が作られたことで、その時期のおもちゃの売り上げは増えていると考えてよいでしょう。
最近のおもちゃはおじいちゃんやおばあちゃんと孫とのふれあいを深めるための道具としても考えられているようです。
おもちゃですから、こどもの年齢は低いと考えてよいでしょう。
年齢が上になってくると、おもちゃというものは不要になってくるからです。
おもちゃを媒介にしたコミュニケーションが成立するのは小学校までかもしれません。
さびしいことですが、大きくなった孫はおじいちゃん、おばあちゃんを必要としていないのです。
現代では両者の間に特別な信頼関係を築くことは難しいといえます。
  


2009年12月05日

孫の日はおもちゃ屋さんにとっても記念日です

こどものおもちゃを販売している商店にとって消費者というのはこどもではなく、その親やおじいさん、おばあさんです。
孫の日というのは孫のための日ではなく、おじいさんやおばあさんが孫におもちゃを買ってやる日ということなのです。
もちろん、コミュニケーションを深めると言う意味はありますが、それは建前のことと考えてよいでしょう。
おもちゃ屋さんとしてはおもちゃを購入してくれるターゲットを中高年に求めているということなのです。
孫の日ができてから、まだ数年しか経っていません。
ですから、ほとんどの人が知らない記念日と言えるでしょう。
おもちゃ屋さんや百貨店などでは孫の日を知ってもらおうとキャンペーンを行っています。
そのキャンペーンで初めて孫の日を知る人も多いのです。
最近は、いろいろなところで○○の日という言葉を聞くようです。
それぞれの業界が収益を上げようと考えて、記念日を作っているからです。
たしかに、記念日があればおもちゃを買ってやりたくなるのは人情でしょうか。
日本中が孫の日を認知してくれるような状況になれば、おもちゃ屋さんとしても願ったりかなったりということです。
おもちゃ屋さんの商業主義に乗せられるとわかっていても、やはりおもちゃを購入してしまうのではないでしょうか。
まだ若い夫婦が孫を持つ頃になれば、孫の日は国民の間で定着しているかもしれません。
孫とおじいさん、おばあさんの交流を深めると言うこと自体は非常に意義のあることなのです。